本文へ移動

山づくりのために

 山づくりは、一世代ではできません。 代々意志が受け継がれていくことが必要です。

 調査・記録の日々の積み重ね、現場での試行錯誤があり、山づくりは続いていきます。

◆森林調査

 森林管理において、事前に様々な調査が必要です。  

  ・測量・・・森林の面積や地形を把握するためにコンパス測量を行い、 図面を作成します。
 
  ・踏査・・・作業道のコース設計、境界確認など、それぞれの目的に応じて、 
      林内を満遍なく丁寧に歩き、地形や地質のほか、あらゆる自然条件を把握します。
       
  ・選木・・・それぞれの森林の育成ビジョンに合わせて、伐る木・残す木を的確に選びます。

◆境界明示

 森林の所有境界を保持するために、立木に墨やペンキで書き付けをし、要所要所に杭を打ちます。 

◆計画

 当社の管理する森林は、
 松阪市飯高町を主に300箇所に所在しています。 

 地形、地質、林齢、樹種、森林の施業履歴等を把握し、
 それぞれの山づくりの計画を立てます。

 10年後、20年後・・、50年後、100年後・・の 
 森林の姿を思い描き、日々の業務に取り組んでいます。

◆記録

 長期的に森林を育成していくためには、
 代々の「記録」を読み込み、次世代へ「記録」を残すことが大切です。 
 
 写真は「山林見改帳」といい、明治38年に作成された、当社の森林管理の基本台帳です。 

 以来、山林ごとの測量図、面積、植林・収穫の履歴が書き継がれています。  

 パソコンでの記録管理へと移行した今現在でも、
 この帳面を見返し、森林の履歴や当時の状況を確認しています。

山林見改帳の中の一頁
黒字で植林、赤字で伐採の記録が綴られている
植栽樹種や位置が記載された現代の図面記録
TOPへ戻る